ASAPとは?
昭和の時代にはよく利用されていた言葉ですが、今の若者はASAPの言葉を耳にしたことは無いかもしれません。
上司が部下に対して指示をする際に「なるべく早くお願いね」といった意味合いで「ASAPで」と使います。
ASAPの例文
ASAPを利用した例文には以下のようなものがあります。
今月の収支報告書、ASAPでよろしく。
収支報告書をなるべく早く出してね、という意味になりますね。また、期限を聞かれたときによく利用していました。
部下「この提案書はいつまでに作成すればいいですか?」
上司「ASAPで」
なるべく早く作るように、という指示になります。ひと昔前は、ASAPと言うだけで部下が上司の思いを感じ取っていました。ASAPは「なるべく早く」なので人によって「どれくらいの早さなのか」捉え方が変わります。
1週間後だと遅いだろうが、今日中でもないくらい、といったニュアンスになります。
今だからこそ求められる仕事のスピード
ASAPの言葉が使われる機会は減少しましたが、ASAPは今だからこそ重要な考え方だと思います。
- 締め切りを言われない
- 自分で考えて行動する
- スピード感がないと価値がない
今の時代を象徴する考え方です。なるべく早くの精神は、今の時代だからこそ求められています。
締め切りを言われない
部下への締め切りを指示する上司は減りました。部下の考えを尊重し、部下に仕事を任せる上司が増えました。
上司からの指示が減ったからといって、仕事が楽になったと安心はできません。上司都合の締め切りを伝えるシーンが減少する一方で、仕事が遅い部下はさっくりと評価を落とします。
自分で考えて行動する
上司の指示を待って仕事をする時代は終わりました。
今は個人で考えて行動しなければなりません。仕事のスケジュールやタスクの優先順位は、自ら考えて設定する必要があるのです。
ASAPで行動できないビジネスパーソンは、会社と時代に置いてかれます。
スピード感がないと価値がない
DX推進の世の中では、スピード感がないと価値がありません。お客様への提案も数週間後では遅く、遅い提案をお客様は待ってくれません。
なるべく早くの行動精神がなければ、お客様へ価値を提供することはできません。
まとめ:ASAPは当たり前のこと
今の時代にASAPがいかに重要かが分かったかと思います。ASAPが死語になったとしても、なるべく早くの精神は時代とともに重要度が増していると思います。
社会の中で輝けるビジネスパーソンを目指して、自分のASAP基準をより高いものにしていきたいものです。