DXに取り組む企業が増え、リモートワークの推進にも前向きな社会になりました。人との付き合い方がデジタル化した今だからこそ、見直してほしい人間力について解説します。
人間力とは何か？
人間力は言葉で表現しにくいのではないでしょうか。明確な定義がないようで、仕事でもプライベートでも重要なスキルであることは誰も疑いません。
人間力を簡単に言うと「周りとの円滑なコミュニケーションが取れるスキル」だと思います。
ただし、人によって考え方は様々です。言葉少ない人でも「この人は人間力があるよな」と感じる人も周りにいるでしょう。背中で語っている先輩を見て、憧れた経験もあるはずです。一概にこれだという概念がないからこそ、身に着けるのが難しいスキルではないのかと思っています。
人間力を発揮できているかチェックするポイント
人間力は定期的にチェックするといいと思います。短時間でも自分を見つめなおすことができれば、周りとのコミュニケーションをよくすることができ、また１つビジネスパーソンとして成長することになるでしょう。
私がマネジメントを意識する中で、普段からチェックしている人間力ポイント10をお伝えします。
①笑顔を作れているか
普段から怒っている人のところに人は集まりません。仕事に集中していても、ふとした時に笑顔を作ることができているか。つらい時やしんどい時こそ、笑顔を作ることで人間力は高まります。
私はたまにトイレで笑顔をチェックするようにしています。機嫌が悪い時は誰にでもあるもの。顔を明るくしようとするだけで、気持ちも前向きに変わっていきます。
②誰かのためになっているか
今の仕事は誰のためになっているのか、を確認します。社員ではなくお客様の誰に価値を与えているのか。さらにお客様のお客様にどのような価値を生み出しているのか考えるようにします。
③挨拶ができているか。
挨拶は仕事の基本中の基本です。お客様や社員に対してだけでなく、ビルの清掃をしてくれている人、配達員の人、など絡むすべての人に大きな声で挨拶をしましょう。
④感謝の気持ちを伝えているか
仕事は一人ではできません。周りの人に感謝の気持ちを伝えていますか？ちょっとしたことでも「ありがとう」と伝えることで、改めて仲間の大切さを実感することができます。
⑤家族に感謝しているか
家族にも感謝の気持ちを伝えているか、チャックします。ご飯を作ってもらうことが当たり前、子供たちが健康であることが当たり前、と思っていては仕事もうまくいきません。感謝の気持ちは家族にこそ、しっかりと伝えるべきだと私は思います。
⑥相手の話を聞いているか
人間力を高める上で、ヒアリング能力は欠かせません。ランチの際、相手の話に耳を傾けていますか？会議であなたばかりが発言をしていませんか？相手の話に耳を傾けて、じっくりと聞いてあげることが大切です。
⑦集中と緩和ができているか
1日8時間、常に集中し続けることは不可能です。仕事のパフォーマンスを上げるためにも集中と緩和のメリハリを設けるようにしましょう。自分でゆっくりするのもいいですし、誰かと雑談をするのもいいでしょう。力を抜く時間を作ってあげることは、自分の体を大切にすることになるのです。
⑧夢を持っているか
夢を持っている人はとても魅力的です。将来どうなりたいかを思い描くこと、これは10代、20代の若者に限ったことではありません。50代でも夢を持っている人は、人間的な魅力が溢れています。常に夢を持ち続けましょう。
夢を持っている人は、目の前にある目標をクリアしていくのが上手いです。１つ１つ夢に向かってステップアップしていくことにやりがいを感じているからです。仕事もプライベートも活力って大切ですよね。
⑨継続しているか
継続は力なり、そして継続は人間力なり、です。もはや改めて言うことでもありませんが、継続することの大切さは誰もが知っていることでしょう。しかし、ふと我に返るとすぐに諦めていることばかりではありませんか？継続することができているのか、定期的にチェックすると人間力は高まります。
⑩しっかりと睡眠が取れているか
これは最近特に重要だと私は思っています。周りにいる人間力が高い人は、睡眠時間を大切にしている人が多いです。睡眠は人間の活力です。しっかりと睡眠が取れていれば、期限が悪くなることもありません。仕事中に眠くなることもありません。
心が健康であることは人間力向上に必須の要素であり、睡眠時間はその基礎になると私は思います。
まとめ
人間力のチェックポイントを解説してきました。自分と向き合うことができなければ、人間力を高めることはできません。自分を大切にすることができない人が、周りの人たちを幸せにすることなどできないと思うのです。
