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朝令暮改のビジネス環境はアリかナシか?時代に合った仕事の進め方について

「朝に上司が話していたことがもう変わっていて大変です・・・」

上司のコロコロと変わる指示に合わせることに苦労しているビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。ビジネスの現場における朝令暮改は、組織を成長させるのでしょうか?それとも疲弊させてしまうのでしょうか?

ビジネスにおける朝令暮改の在り方について解説します。

 

 

朝礼暮改とは?


朝令暮改の読み方は「ちょうれいぼかい」です。

朝令暮改 (ちょうれい-ぼかい)

命令や政令などが頻繁に変更されて、一定しないこと。朝出した命令が夕方にはもう改められるという意から。▽「朝あしたに令れいして暮くれに改あらたむ」と訓読する。

引用:三省堂 新明解四字熟語辞典

読んで字のごとくではありますが、朝令暮改とは、朝の命令が夕方には変わっていることを指します。ビジネスの現場では、上司が朝に指示をした仕事の内容が夕方には違う指示になっていることになります。

朝令暮改の類義語に二転三転、朝改暮変などがあります。

朝令暮改のネガティブなイメージ

朝令暮改のネガティブなイメージについて事例を交えてお伝えします。

朝令暮改で現場が混乱する

朝のタイミングで上司から「A社の企画書を最優先で作っておいて。タスクになっている分析資料は来週でいいから」と指示があったとします。部下は一生懸命に企画書を作り出しますが、夕方になったら「やっぱり分析資料を明日までに納品してほしい」と指示が来ることがあります。

朝に話していた指示内容が夕方に代わってしまい現場は混乱をすることになります。じゃあ最初から分析資料を作るように指示してほしかった、と思いますよね。

朝令暮改で上司が信用できなくなる

話していることがコロコロ変わる上司をあなたは信用できるでしょうか。

  • この上司は芯がない人だ
  • 現場のことなんて考えてない
  • 自分で出来ることを人に振ってるだけだ

上司への不信感が募ると組織としてのパフォーマンスは落ちてしまいます。上司はマネジメントができない人だとレッテルを張られてしまいます。

 

 

朝令暮改のポジティブなイメージ

朝令暮改は、古くからネガティブなイメージが先行してきました。しかし、私は朝令暮改をうまく活用している企業や組織が「活気がある組織」だと思うことが増えてきました。

朝令暮改をネガティブに感じている人がいるのなら、以下のようなチェックポイントを見直してみてはいかがでしょうか。

上司の指示待ちになっていないか

朝令暮改は、上司の指示が変わることを意味します。つまり、上司の指示がなければ動けないとも考えられます。自分で意思を持って「今日はこれをします、なぜならこうだから」と提案できれば上司も納得することがあるのではないでしょうか。

社会のスピードに合っているか

上司からの指示が変わるのは、それだけ仕事環境がスピーディに動いているからでもあります。ネガティブな事例でお伝えした内容は、お客様からの依頼が急遽入って対応せざるを得ないからなのかもしれません。

臨機応変に対応できる会社が求められる時代においては、朝令暮改が頻繁に行われている会社が社会のスピーディな波に乗っているとも考えられます。

まとめ:朝令暮改を前向きに捉えよう!

朝令暮改を前向きに捉えられる人になって欲しいと私は思います。私がマネジメントしている中では、朝に考えていたことが夕方に代わることは頻繁にあります。しかしそれは、私の思いがコロコロと変わっているからではありません。

朝令暮改の裏にはお客様があり、社会があるのです。スピード感を持って仕事に取り組むことを常々考えているリーダーであって欲しいですし、朝令暮改をポジティブに捉えることで自身の成長に活かしてほしいと考えています。