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組織力向上に重要な「ポータブルスキル」とは?必要な背景と意味について

組織力向上に重要なポータブルスキルとは?

人材の流動化が激しくなった社会では、個人の能力が組織に与える割合が多くなっています。ここではポータブルスキルの意味と必要な背景、構成している5つの要素を解説します。

  • 何のスキルをアップすべきか分からない
  • 社会に求められる人材になりたい
  • 採用の基準を見直し検討したい

上記のような悩みを持っている人に読んでいただきたい内容にしました。

 

 

 

ポータブルスキルとは?

ポータブルスキルとは、コミュニケーション能力やヒューマンスキル、業界の専門スキルといった個人が持っているスキルのことを指します。

ポータブルスキルを理解することで、個人のスキルアップだけでなく組織力向上にも役立ち、会社の人材育成やリソースの配置に効果的に作用します。大手企業だけでなく中小企業でもポータブルスキルが注目されるようになりました。

ポータブルスキルが注目されている背景とは?

ポータブルスキルが注目されている背景には大きく3点が要因になっていると思います。

人材の流動化とマルチタスク

今の時代、一からモノを作るのではなく「既にあるもの」を活用することが企業が生き残る術になっています。自社だけで開発するよりも、他社と協力した方がスピード感を持ったサービスのリリースができるのです。

そのため、人材は1つの仕事だけに集中するのではなくマルチタスクで業務をこなしていかなければなりません。会社でも様々な部署で流動的に活躍できる人材を評価するようになりました。

ポータブルスキルが高い人材が会社でも社会でも重宝されるようになっています。

社会のスピード

グローバル化、DX推進と目まぐるしいスピードで社会は変化しています。ポータブルスキルが高くなければ、社会から置いていかれてしまいます。指示待ちの人材ではなく、自ら切り開く人材を会社は求めています。

働き方の変化

会社に所属しないフリーランスがこれからも増えていくことでしょう。ポータブルスキルがあれば、会社に所属しなくても十分に生活できる報酬がもらえるようになります。副業を認める企業が増えていることからも分かる通り、働き方が大きく変化したことでポータブルスキルの重要性が注目されています。

ポータブルスキル5つの構成要素

ポータブルスキル5つの構成要素

ポータブルスキルは5つの構成要素からなっています。

ポータブルスキルとは、個のスキルのことで人によって考え方が様々です。これから紹介する5つのスキルは、ポータブルスキルが求められる背景において私の経験から特に重要と考えるスキルを挙げています。

  • ①専門的な知識
  • ②コミュニケーション能力
  • ③ヒューマンスキル
  • ④コンセプチュアルスキル
  • ⑤マネジメント能力

ポータブルスキルの構成要素の概要を解説します。

①専門的な知識

ポータブルスキルでは専門的な知識が大切です。専門的な知識とは、技術力だけに留まりません。業界のことに詳しい人が重宝されるようになります。業界の知識は仕事を通して身につくことが多いです。

例えば、介護事業の仕事をサポートすることがあった場合、介護業界について詳しくなり、介護事業を展開している企業への提案の幅が広がります。経験値をためることで専門的な知識は身についていきます。

未経験の業界の仕事をする際には、基礎知識となる学習を必ずしましょう。事前に学習する能力がある人は、仕事を通してスキルアップしやすくなります。事前学習をしっかりしておけば、業界のことを全く知らなくても、お客様に認められやすくなります。

②コミュニケーション能力

ポータブルスキルが高い人は、どんな人とでも一緒に仕事ができます。コミュニケーション能力があればプロジェクトを選ばない汎用性を身に着けることができます。社会や会社から必要な人材になることでしょう。

 

 

③ヒューマンスキル

ヒューマンスキルとは「人間性」のことです。優しいことがヒューマンスキルではなく、人として周りから一目置かれる人材を目指します。リモートワークが広がっていても、ビジネスの基本は人と人との関係性にあります。

ヒューマンスキルが高い人はポータブルスキルを底上げしていると言えるでしょう。

④コンセプチュアルスキル

ポータブルスキルと同様に、特に注目されているスキルがコンセプチュアルスキルです。自分の知識と世の中の情報を整理して、物事の本質を見極める能力です。

「何が欲しいかわからない」というお客様が増えてきました。お客様のニーズを整理して、適した提案をするためにはコンセプチュアルスキルが必要不可欠です。ポータブルスキルの中でも私が特に重要だと考えるのがコンセプチュアルスキルです。

⑤マネジメント能力

ポータブルスキルは個の能力のイメージが強いため、マネジメント能力とは紐づかないイメージを持たれる方も多いかと思います。本来、マネジメント能力とは管理能力だけではなく、創造のスキルともいわれています。社会貢献するためには何が必要かを考えることがマネジメント能力なのです。

一緒に仕事をするメンバーとの関係性も重要ですが、もっと視野を広げて社会貢献するためにはどうすればいいのかを考えられる人材が求められています。

 

 

まとめ:ポータブルスキルの高い社員を目指そう

ポータブルスキルが高いことで会社に重宝されることが分かったかと思います。また、ポータブルスキルが高ければ、会社に属さなくても個として活躍することができるようになります。

自分に合った仕事、社会貢献できる仕事、やりがいのある仕事。モチベーション高く仕事を続けるために、ポータブルスキルを磨き続けたいものです。