いやなことは、その日のうちに忘れろ。自分でどうにもならんのにクヨクヨするのは阿呆だ。
田中角栄「宝石」(1993年)より
※「結果を出すために知っておきたい!世界の名言 481」から引用しています。
悩んだら明日には解決されている?
今日起こった嫌なことを家に帰ってからも引きずってしまう。食事をしていてもお風呂に入っていても、いやなことが頭から離れない。誰にでもある経験でしょう。
私は自分が仕事で失敗した時にはあまりヘコまないのですが、部下が何かしらのトラブルを起こしてしまい、お客様に謝罪した夜は眠れないことがよくあります。
- なんで事前に声をかけてあげなかったのだろう
- 部下もかなり落ち込んでいるだろうなあ
- 明日からお客さんの風当たりが強くなるなあ
考えだしたらキリがないのですが、「いやなこと」って考えたところで解決するものではありません。神様がどこかで見ていて「そんなに悩むのなら、明日には解決していることにしてあげる」なんて都合の良いことは起こらないのです。
自分でどうにもならないことにクヨクヨしても結果が変わらないのなら、明日に気持ちを切り替えればいい。
田中角栄自身も曲者でしたが、周りにいる関係者も曲者だらけだったはず。国内・国外と様々な人と絡むことが多かったはずなので、いやなこともたくさん経験していることでしょう。だからといってクヨクヨしててもしょうがないのです。なんとなく、自分に言い聞かせているのかな?と思う名言です。
落ち込んでも意味がないってこと
日ごろから気持ちが落ち込みやすい方には、この名言が刺さるのではないでしょうか。悩んでもしょうがない。切り替える心の訓練をしていきましょう。
後で行動を振り返る
いやなことは、その日のうちに忘れるべきです。
しかし、当時の行動を振り返ることは大切だと思います。最近は、精神的な充実が仕事でのクオリティに直結する考え方が重要視されています。
忘れたころに振り返ってみるといいでしょう。後から思い出せないくらいの「いやなこと」なら、そのまま忘れてしまいましょう。