気分が乗らないと仕事がなかなか前に進みません。
上司からの無茶な依頼があるのかもしれませんし、体調が悪くて気持ちが入らないのかもしれません。場合によっては、メンタルが疲れていて仕事にやる気が出ないこともあるでしょう。
しかし、時間は待ってくれません。ぼーっとしている時間が無駄に過ぎていくだけです。考え込んでも答えはでません。
とりあえず手を動かそう。やる気が無くてもメンタルが疲れていても、手を動かしていれば仕事にリズムが生まれます。
手を動かせたら仕事にリズムが生まれる理由
目の前にある仕事をとりあえずやってみる。人間の脳は、やり始めると続けたくなるようにできています。最初は憂鬱だったことでも、やり始めたら止まらなくなる。脳の特徴を活用すれば、物事は前に進みます。
高校生の頃に、この脳の構造を知っておきたかったと後悔することがあります。勉強机の前に座って、ペンを回しながら過ごしていた30分が今思うとものすごくもったいない。当時は、30分ぼーっとした後、何をきっかけに勉強を開始したのか。当時を全く思い出せませんが、30分ぼーっとするならリフレッシュの時間にでも使った方が良かったと思います。
仕事も同じことです。決して自分の気持ちを圧迫させるのではありません。仕事は取り掛かることさえできれば、あとは脳が波を作り出してくれます。これを心理学用語では作業興奮と言います。
作業興奮の状態を意図的に作り出す。勝手に脳と体が動き出してくれれば、仕事も前に進みます。そして、リズムが生まれます。手を動かすことさえできれば、仕事にリズムが生まれて気付いたらタスクが完了しています。
メモの効果は絶大
「メモの魔力」で前田裕二さんは言いました、
メモを書くことはアイデアを生み出すことだけではない。対象を自分自身に向けることで「自分とは何か」が見えてくる。今の時代、自分を知ることはとても大切。これからはお金ではなく、人の感情や共感といった「内在的価値」が評価される時代が来る。
私は、仕事でメモを取ることがあまり好きではありません。後で見返さないメモは意味をなさないと思っているからです。しかし、メモの魔力を読んで、前田さんのようにメモを違う形で活かしていくことには共感をしました。
そして、仕事のモチベーションが高まってくれない時、メモを取って自分を見つめ直す機会が生まれることはとても貴重だと思います。メモを取ることで、手が動きます。手が動けば仕事にリズムが生まれます。