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指導と教育の違いとは?部下に指導していますか?教育していますか?

会社から求められるマネジメントには「部下の指導」があり、また「部下の教育」があります。あなたは部下に対して指導をしていますか?それとも教育をしていますか?指導と教育にはどのような意味の違いがあるのでしょうか。

結論から言うと、「指導」と「教育」には大きな違いがあります。特にビジネスの世界ではこの違いを理解しておくことでマネジメント力を高めることができると言えます。

 

 

指導と教育の違いとは?

指導と教育の違い

指導とは、短期間で目的がある事象に対してやり方を教える、または目的に導くことを意味しています。

教育とは、長期間でビジネスの基本や応用を教える、人間性を育てる、ビジネスマンとして必要な基礎スキルを育てることを意味しています。

【指導の意味】
ある目的・方向に向かって教え導くこと。
【教育の意味】
ある人間を望ましい姿に変化させるために、身心両面にわたって、意図的、計画的に働きかけること。知識の啓発、技能の教授、人間性の涵養(かんよう)などを図り、その人のもつ能力を伸ばそうと試みること。

引用:goo国語辞典

ビジネスの世界で言えば、短期間で明確な目的があるものが指導、将来的なスキルアップを目指すものが教育となります。

指導と教育の時間軸の差を意識すると、その違いは鮮明になります。部下や後輩とのコミュニケーションの中で、指導と教育を分けることができると、相手に思いが伝わりやすくなります。部下も何をすればいいのか、目的が明確になるでしょう。

意味の違いを知ると面白いものです。みなさんは部下に対して指導と教育の割合はどれくらいでしょうか?または自分の上司からの指導と教育はどちらの要素が強いですか?

指導と教育の事例を紹介

指導と教育の違い

指導と教育の違いがより分かるように、ビジネス現場でのよくある事例を紹介します。

指導の事例

ビジネスの現場では、以下のような事例が指導に当たります。

◎プロジェクトの成功
部下が取り組んでいるプロジェクトを成功させるために、仕事のコツを教えることが指導です。「プロジェクトの成功」という目的がはっきりと見えています。

◎部下の目標管理
年度の頭に目標を立てますよね。これらの目標に向けて、部下を導いていくことが指導になります。目標は定量的なものが多いでしょう。部下が目標達成に向けて順調に進捗しているか、上司が定期的にチェックしてあげます。

教育の事例

一方、教育になるとビジネス現場では以下のような事例があります。

◎営業スキルのアップ
客先に一緒に行き、営業のコツを教えてあげることが教育です。

◎マネジメントスキルの向上
メンバーをマネジメントする環境を与え、将来的にマネージャーに育てようとすることが教育です。

指導と教育の正しいバランスとは?

部下を指導するのがいいのか、教育するのがいいのか、これには答えはありません。また、どれくらいの割合でバランスを取るのかも人それぞれです。

指導と教育において共通して言えるのは、部下のことをよく知り、一緒に成長をしていくことが大事だということです。

指導と教育を包括している言葉が「育成」です。部下のモチベーションを高い位置に維持し、仕事を通してビジネススキルもヒューマンスキルも向上するように促していくことが正しいマネジメントであり、あるべき上司の姿と言えるでしょう。

まとめ:指導と教育の違いとは?

指導と教育の違いを知ると、部下を育成する時に結構役立つことが分かります。短期的に育てる能力と将来的に伸ばして欲しい能力を切り分けて、部下の成長チャートがイメージできる上司を目指したいものです。