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部下を厳しく指導できないからといってリーダー失格ではない

部下には厳しく指導をしなければ!と心の中では思っていても、なかなか実行に移せないリーダーがいます。

  • 厳しく指導すると部下の心が折れてしまうかも・・・
  • 上司として嫌われるのは嫌だな・・・
  • 部下を厳しく指導したことないから分からない・・・

意識が高いリーダーであればあるほど部下を厳しく指導しなければと考える傾向があります。厳しく指導することは簡単ではありません。厳しく指導できないことにマネジメントのジレンマを感じているのです。

部下には厳しくすべきだと言われる所以

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なぜ一般的に「リーダーは部下に対して厳しくすべきだ」と考えられているのでしょうか。それは「部下を甘やかすと成長しない」という『古い』考え方から来ていると思います。

部下を甘やかすことで仕事の手を抜くようになってしまい、成長をしなくなってしまうと考えられているのです。

部下には厳しくすべきだ!当い考え方は間違ってはいないと思います。リーダーが部下に対して全ての行動を許し、指導をしなくなったら部下が成長するわけもなく、チームとしても衰退をしていってしまうでしょう。

厳しく指導することの勘違い

常に怒っている上司は「俺は厳しく指導をしているんだ!」と言うかもしれませんね。

ただ、厳しく指導することを勘違いしている上司もチラホラ見られます。厳しく指導をする=キツイ言い方をする、ということではありませんし、怒っているからといって厳しい指導をしているわけでもありません。

「厳しさ」の本質を理解していないため「厳しく指導することが苦手だ」と考えるリーダーが出てきます。

冒頭に書いたようなリーダーの悩みは、厳しく指導することとはリンクをしません。「強い口調で部下を動かす!」=厳しい指導と勘違いしているからこそリーダーの悩みになっているのだと思います。

最近は様々なハラスメントが問題になっています。

ハラスメントの指摘をされるくらいなら静かに過ごそうと考えるリーダーが増加しています。部下との信頼があれば、指導方法でハラスメントになることはありません。こんな時代だからこそ、厳しく指導する意味の本質を学びたいものです。

 

厳しく指導をする本当の意味

さて、部下を厳しく指導できないと悩んでいるリーダーに対して、本当に厳しく指導するとはどういうことなのか?をチェックポイント形式でお伝えしていきます。

リーダーとはなにか?今のマネジメント方法は正しいのか?と問いかけながら読んでいただければ幸いです。

①業務を見届ける厳しさ

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部下の仕事が最終的にどうなったのかを見届けていますか?

仕事の成果物における最終的な責任はリーダーにあります。部下の仕事をレビューして、納得がいかなかったらやり直しを依頼します。どのような成果物や結果が求められているのか、納得いくまで部下とコミュニケーションを取るようにしましょう。

何度もやり直しを依頼することで成果物の品質は向上していきます。部下に自信を与えスキルアップが望めます。リーダーはマネジメントの充実感を感じます。

業務の見届けに妥協をしないことがリーダーの厳しい指導になります。

②見逃さない厳しさ

部下が間違った行動をしている時には見逃さないようにしましょう。それは、仕事だけに限らず社会人のモラルとしても同じです。怒る必要はありません。何が間違っていてどのように正せばいいのかを教えてあげましょう。

指導するのが「めんどくさいなあ」とか「あれくらいええやろ」と無視するのではなく、行動を見逃さないことが大切です。

ビジネスでNGなことは指導が必要ですが、部下の個性を潰さないようにすることも大事です。部下の育成について迷いがある人は、こちらの記事も参考にしてください。

『部下の育成が下手な上司の特徴を5つにまとめます!』

③メリハリをつける厳しさ

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リーダーは、仕事とプライベートのメリハリがしっかりとつく仕事環境を作ります。

懇親会の場や休憩時間には、部下と楽しくコミュニケーションを取る方がいいでしょう。計算されたコミュニケーションではなく、素で向き合います。

部下とプライベートの話ができる関係性を築くことがチームで仕事をする上で重要です。上司として心の壁を取り払うことは、マネジメントのテクニックの1つです。

しかし、仕事は仕事です。オンとオフの区別をリーダーが明確に持っておく必要があり、仕事に取り組む姿勢で伝えていくことが大切です。

プライベートの話をしたくないメンバーがいます。

無理やりプライベートに入り込むのはよくありません。友達感覚でコミュニケーションを取るようにし、引くときは引きましょう。

④放置しない厳しさ

仕事をしていると「そっとしておいてください」と部下が思うことがあります。仕事がうまくいかない時、一人で考えたいと思うこともあるもので、リーダーが相談を強要してはいけません。

しかし、そっとしておいて欲しいと部下が思っていても、放置しないのがリーダーです。しばらくそっと見守るとしても、常に部下の行動や変化を観察し、タイミングを見て一緒に考えてあげることが大切です。

小さな親切、小さなおせっかいを心掛けましょう。

⑤成長を止めない厳しさ

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部下が全員ギラギラしているとは限りません。

「僕は成長したいんだ!」という部下ばかりではないのです。成長意欲が低い部下でも常に成長を止めないようにしなければなりません。

リーダーは部下が成長を止めないようにアプローチをしていくことが重要です。心から成長を願うことがリーダーとしての厳しい指導につながると思います。

成長意欲を理解した上で、個性を大切にしてあげます。ストロングポイントを活かすことができる仕事を与えて伸ばし、ウィークポイントは一緒に取り組みます。成長意欲は、仕事の楽しさを感じた時に徐々に芽生えてくるものです。

部下の仕事に対する気持ちの持ち方が変わることは、リーダーとしてのやりがいになりますね。

まとめ:厳しいリーダーは、鬱陶しいか?

「部下を厳しく指導する」の本当の意味についてまとめました。書いていて思いましたが、厳しいリーダーとは鬱陶しいリーダーの条件とも言えるかもしれませんね。

でも熱いハート(それは表に見えていなくても)と鬱陶しさが共有すると、部下のことを本当に思っているリーダーになるのだと思います。

厳しく指導できないからと悩んでいるリーダーは、一度厳しさは何かを考え直してみると視界が開けると思いますよ。