ネガティブ思考のビジネスパーソンは、ポジティブ思考の上司を見て「あの人はなんであんなに前向きなんだろう?」と感じたことがあるはずです。
ポジティブ思考のビジネスパーソンは無意識にリフレーミングを活用しています。今回はリフレーミングをわかりやすく解説し、リフレクションとの関係性についてご紹介します。
リフレーミングをわかりやすく解説
事例で解説した方がリフレーミングをわかりやすく伝えることができます。
リフレーミングの事例
悪い捉え方と良い捉え方を比較してリフレーミングが機能していることを感じてください。
仕事に細かい上司がうざい場合
【ネガティブな捉え方】
仕事に細かい指示を出してきて、本当に疲れる
【リフレーミング後】
細かいところまで指摘してくれて成長の糧になっている
仕事が細かい上司に「うざい」と感じる人は少なくありません。うざいネガティブな感情をポジティブな視点で捉えている事例です。
大切なプレゼンの前で緊張する
【ネガティブな捉え方】
相手の社長さんも出てきてとても緊張する。失敗したらどうしよう。
【リフレーミング後】
私のためにこんなに集まってくれた。これまで準備したことをぶつけてこよう。失敗したって死ぬわけじゃないし。
リフレーミングの効果
事例から分かる通り、リフレーミングには様々なプラスの効果が生まれます。リフレーミングの効果について解説します。
モチベーションが上がる
悪いイメージを良いイメージに切り替えるため、次第に気分が高揚していくようになります。そして、モチベーションが高いと仕事やプライベートに好循環が生まれます。
自分に自信が持てる
できない自分からできる自分へ、意識を変えるだけで自信が持てるようになります。
リフレーミングによって、仕事の失敗は成長への糧へに変化します。仕事に自信が持てるようになれば、活力が生まれます。
人間関係が良化する
リフレーミングによって、嫌いな上司や同僚とのコミュニケーションにおいて、捉え方が変わります。コミュニケーションの捉え方が変われば、人間関係も良化するでしょう。
必ずしも嫌いな人と良好なコミュニケーションを取らなければならないわけではありません。
プレッシャーからの解放
大きな仕事や難しい仕事、大事な場面は日々やってきます。その度に私たちは、プレッシャーを感じています。プレッシャーは決して悪いことではありません。かえってプレッシャーが成長の糧になります。自分への負荷をプラスに切り替えていきましょう。
リフレーミングによって、プレッシャーから解放され、とても良い精神状態を作り出すことができます。
トラブルで焦らない
個人的には日常でとても助かるリフレーミングの効果だと思っています。
- 電車を一本乗り過ごした
- お客様からクレームの電話が来た
- 彼女に別れを告げられた
これらのトラブルはリフレーミングで受け取り方を変えることができます。
- 本を読みながらゆっくり行こう
- ピンチをチャンスに変えるぞ
- 次の新しい恋が楽しみだ
リフレーミングの注意点
リフレーミングには、以下のような注意すべき点が存在します。一般論に陥らないようにし、他人の感情を無視しないことが需要です。
- 無理にポジティブに誘導しない
- 感情を無視しない
- 時間をかけすぎない
- 一般論に陥らない
- 現実逃避にならないように
リフレーミングにおいて、無理にポジティブに変換しすぎると逆効果になるので注意しましょう。
リフレーミングとリフレクションの関係
リフレクションとは「内省」のことであり、自分の仕事を客観的に振り返って将来に活かす活動のことです。
リフレクションでは、過去の仕事を振り返って反省するイメージが強いため、ついつい悪い面に考えが行きがちです。プロジェクトメンバーで反省する行為はとても大切ですが、その際にリフレーミングを取り入れてみてください。
リフレーミングによって、仕事の悪かった部分だけではなく、良かった面にも気が付くようになります。また反省すべき点もリフレーミングでプラス思考の改善案が生まれるようになります。
リフレーミングとリフレクションを組み合わせることで、一歩先行くビジネスパーソンへステップアップできます。
まとめ:リフレーミングとは
リフレーミングの意味と効果について解説してきました。
リフレーミングとリフレクションを組み合わせることによって、強くてポジティブな精神力を構築できると信じています。