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部下の本音を引き出すことが部下育成の第一歩!

あなたは部下の本音を引き出せていますか?

「部下が育たない!」と嘆いている上司はとても多く、上司の悩みランキングでは「部下が成長してくれない」が常に1位になっています。どんなタイプの部下であっても上司として育成には力をいれていかなければなりません。部下の本音が分からない状態では、育成もうまくいかないものです。

当記事では、部下が育たないと嘆いている上司の立場の方に、部下の本音を引き出すコツをお伝えしたいと思います。

 

 

部下の本音を探る意味とは

部下の本音を引き出す

部下が育たないと思っているマネージャーは、部下とのコミュニケーションが上手く取れていないことが多いです。もしくは、コミュニケーションが取れていると思っていても、部下にはその認識がなく、お互い心が通っていない上辺でのやり取りになっていることがあります。

上司と部下のコミュニケーションをテーマにした調査では、「上司」が「部下」とのコミュニケーションに問題がないと思っている割合よりも、「部下」が「上司」とのコミュニケーションに問題がないと思っている割合の方が大幅に低い数値になっているそうです。上司の片思い状態ですね。

コミュニケーションがしっかり取れていない状態では、上司に部下は本音を言いません。部下の本音を把握しなければ、上司として成長をサポートしてあげることができなくなります。

  • どんな仕事がしたいのか?
  • 自分自身で理解している強みや弱みは何か?
  • 成長の妨げになっているものは何か?

部下が本当はマーケティングがしたいのに飛び込み営業だけを指示されていたら、モチベーションが上がるわけがありません。資料作りが上手くないのに、部下が自分で「資料を上手く作れている」と勘違いしていたら成長はそこで止まってしまいます。

部下の本音を知った上で、マネージャーとして適切な指導・教育をすることが大切なのです。

部下の本音を引き出すコツ

ここからは部下の本音を引き出すコツについて、3つの方法ご紹介します。

①面談で事前ストーリーを作らない

優秀なビジネスパーソンは、お客様と商談する前にあらゆる展開に反応するパターンとゴールまでのストーリーを頭の中で整理しています。商談のシーンをイメージし、お客様の反応に合わせて提案の手法を切り替え、お客様とWin-Winの展開に持っていくようにコントロールしています。

しかし、部下との面談において上司が同じようなスタンスで挑むのはNGです。部下が伝えたい事を、自分に都合が良い方向へ誘導してしまうからです。

商談と部下との面談は別物ですから、頭の中を切り変える必要があるのですが、多くの上司はスイッチの切り替えを忘れています。部下との面談による話の展開を頭の中でイメージし、シミュレーションをして自分に都合の良い方向に導いしまうわけです。

ゆえに、部下たちは「何を話しても変わらないんでしょ?」という感情を上司に対して持つようになり、次第に本音で話さなくなるのです。

部下との面談では、事前にストーリーを持たないようにすることが部下の本音を引き出すコツです。

②コミュニケーションを重くしない

部下との面談がものすごく重いマネジメントのイベントになっていませんか?

そもそも、上司が部下とコミュニケーションを取るのは、会議室でかしこまった雰囲気を作らなければいけないわけではありません。近くに座っているでしょうから、ちょっと話しかけるだけでコミュニケーションは取ることができます。

話す内容は仕事に直接関係しないことでもいいでしょう。面談の形式を取らずに、雑談のコミュニケーションの方が部下の性格をより認識しやすい場合があります。

部下とのコミュニケーションは1、2分あれば十分です。日々少しずつでいいので部下とのコミュニケーションを取ることで、部下の心の扉が次第に開いていきます。最初は本音を引き出そう!と思うのではなく、部下との何気ないコミュニケーションの先に本音が出てくると思うようにしましょう。

③周りの目を気にしてあげる

「将来はどんな仕事がしたいの!!?」と、周りの社員に聞こえるくらいの大きな声で質問をしていませんか?部下は周りに知られたくない本音をたくさん持っています。部下との日頃のコミュニケーションは大切ですが、本音を探る時には周りに聞こえないように配慮してあげるといいでしょう。

二人だけでご飯に行くのもいいですし、おススメなのは周りの社員が席を立っている時に話しかける方法です。不自然になりませんし、部下からすると「気を使ってくれている」と感じてくれることがあります。閉鎖的な空間ではないところの方が、部下も本音を話しやすくなります。

誰にも知られたくない本音を持っている部下はたくさんいます。部下が本音を話してくれたことを上司はしっかりと受け止め、否定しないようにしましょう。

 

 

部下からミーティングを嫌がられる上司の特徴

部下の本音を引き出す方法として「1on1ミーティング」が注目されています。暗黙の了解で組織運営していたころとは違い、部下の本音を引き出すためには対面でミーティングをする必要があります。

部下からミーティングを嫌がられる上司の特徴には以下のようなものがあります。

  • 話を聞いてくれない
  • 上司が話過ぎる
  • アドバイスに身が入っていない

部下がミーティングに前向きになるためには、上司の目的意識を変える必要があります。1on1ミーティングをしたことに満足するのではなく、その後の部下の仕事に変化が現れるまでを見届けるようにしましょう。

1on1ミーティングがゴールではなくスタートだと意識をすれば、部下とのミーティングが意味のあるものになり、またその後のプロセスでもコミュニケ-ションを継続することができます。

まとめ:部下の本音を引き出す

部下の本音を引き出すコツ、いかがだったでしょうか。マネジメントの考え方が少しでも変わってくれたら嬉しいです。私も8年間ほどマネージャーをしていますが、本音を探るのは簡単なことではないと日々感じています。

しかし、部下の本音を知る事が出来た時には、全力で部下の成長をアシストしていきたいと思っています。上司の立場にある人の苦労は多いと思いますが、部下の成長を促すために「本音を探る」ことにチャレンジをしてみてください。