リーダーのマネジメントがうまいチームに見られる特徴です。
- メンバー全員が元気良い
- 物事を前向きにとらえることができる
- 失敗を恐れずに思いっきりチャレンジができている
マネジメントの目的は、組織が成長をして成果をしっかりと出すことです。そのためには、部下の1人1人が活き活きと仕事をし、成長を続けていく必要があります。
ちょっとした失敗を責めてはいけません。失敗を恐れてもいけません。失敗は成功へのプロセスなのです。
今日は、「失敗は成功へのプロセスだ」と部下に思わせるためのマネジメントについて解説をします。
失敗と思ったらそこで終わる
仕事は失敗だと思ったらそこで終わります。少し大げさですが、失敗を放置することで何も残らなくなってしまうのです。
有名なセリフもありますよね。
「諦めたらそこで試合終了だよ」 by 安西先生
バスケットの場合は試合時間が決まっているため、どう転んでも試合終了にはなるのですが、ビジネスにおいては定年まで何年も残されています。それだけ長い試合時間があると思ったら、途中で諦めることや失敗だと思ってしまうことがとてももったいないと思うのです。
仕事をしていると失敗することはもちろんあります。失敗を経験していない人はいないでしょうし、たくさんの失敗を経験してきたビジネスマンが将来成長をしていくことは誰もが知っている事実だと思います。
しかし1つの失敗を終わりだと思ってしまったら、そこで学んできたことがリセットされてしまうのです。リーダーは、失敗した部下に対して『失敗は成功へのプロセス』だと思わせることが必要になるのです。
失敗が成功へのプロセスだと思わせる
失敗したところがゴールだと思ってしまうのは、プロジェクトが単体だというイメージが強すぎるからです。失敗を成功へのプロセスだと思わせるためには、1つのプロジェクトにゴールがあると部下に思わせないようにリーダーがマネジメントするのです。
失敗を成功へのプロセスだと思わせるマネジメントのコツです。
1.失敗から学んだのか面談や雑談で話し合うこと
2・チームのビジョンをしっかりと示すこと
3・失敗に至るまでのプロセスを認めてあげること
1.失敗から学んだのか面談や雑談で話し合うこと
部下が失敗をした場合、振り返りの時間をしっかりと持つようにしましょう。振り返りの場を重要な面談の位置づけにしてしまうと部下が縮こまってしまう場合があります。
失敗の振り返りは雑談でもいいです。お酒を飲みながらでもいいでしょう。リーダーが深刻な顔をするのではなく穏やかな表情で話し合ってみてください。
2・チームのビジョンをしっかりと示すこと
単体のプロジェクトのゴールがチームとしての目的になっていると部下の気持ちは失敗でリセットしてしまいます。仕事が途切れ途切れになってしまうのです。リーダーのマネジメントで重要なビジョンの共有を忘れないようにしましょう。
仕事を単発で考えるのではなく、最終的なビジョンに向けた仕事の中に1つ1つのプロジェクトがあるという考え方を根付かせるのです。ビジョンが明確に示されていると、1つの失敗が成功へのプロセスだと部下は感じてくれるようになります。
ビジョンについての記事は以下も参考にしてみてください。
3・失敗に至るまでのプロセスを認めてあげること
リーダーは部下の成果に対して結果だけで評価しないようにします。仕事で成功した時もそうですが、仕事で失敗した時は尚更プロセスを認めてあげるマネジメントをしてあげましょう。
失敗に至ったプロセスを認めてあげることで、失敗が1つの通過点であると部下は感じてくれるようになります。プロセスを評価すると部下のモチベーションは向上し、失敗を成功への糧へと変えることができるようになるのです。
プロセスを褒めるのは簡単なことではありません。常に部下の仕事のやり方や考え方を理解しておく必要があるからです。リーダーとして日ごろのコミュニケーションがいかに大切かが分かると思います。
前向きな部下は必ず成長する
部下は少し調子に乗るくらいがちょうど良いと私は思っています。「俺は仕事ができる!」「私は誰よりも優秀だ!」くらいの気持ちで仕事に取り組んでいるタイプの人の方が将来成功しやすいです。
前向きなイメージを持つことで、仕事が楽しくなりますし、成功に向けての努力を続けるようになるからです。まだ若い部下たちはこのことに気付いていません。だからこそ部下が失敗をした時がリーダーとしての腕の見せ所なのです。
今日ご紹介したマネジメント方法を是非とも試していただき、強いチーム、強い組織を作り上げていきましょう!