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6秒我慢してトラブル回避!注目されるアンガーマネジメントとは?

「なんであの時怒ってしまったのだろう・・・」と後から後悔した経験は誰にでもあるのではないでしょうか。突発的に怒りやすい人は、仕事でトラブルを引き起こしやすいです。

  • ついつい部下を怒ってしまう
  • イライラした日々から解放されたい
  • 穏やかなコミュニケーションが取りたい

怒りを意図的にコントロールできれば、ビジネスで部下やお客さんとの関係が良くなるだけでなく、家族や友達と信頼関係が築きやすくなります。

当記事でアンガーマネジメントを知り、怒りから解放されたコミュニケーションが取れるようになれば嬉しいです。

 

 

アンガーマネジメントとは?

アンガーマネジメントとは?

アンガーマネジメントとは、怒りの気持ちをコントロールして、怒りと正しく向き合う手法です。アンガーマネジメントを直訳すると「怒りの管理」になります。犯罪心理学やDV対策で使われていた手法ですが、最近は企業でも多く用いられるようになりました。

マネージャークラスで集合研修をする会社もあるほどアンガーマネジメントは注目されています。アンガーマネジメントが企業で注目され始めた理由には、3つの背景があると思っています。

アンガーマネジメントが注目される3つの背景

アンガーマネジメントが注目される背景

アンガーマネジメントが注目されるようになった理由は以下の3つだと思います。

  • ハラスメントがシビアになった
  • 情報を取り込みやすくなった
  • メンタルが弱くなった

1つずつ解説していきます。

①ハラスメントがシビアになった

パワーハラスメント、いわゆるパワハラの防止に社会が積極的に動き出したことで「怒り」が注目されるようになりました。急に怒りだす上司を見れば「パワハラだ」と一蹴されることになり、それが正当なものであっても怒りをコントロールできない人が敗者となるシビアな時代です。

昔のように手を出すのはもちろんアウトですし、大声を張り上げるだけでもパワハラと受け取られてしまいます。(昔から暴力はダメですけどね)

上司の立場にあるビジネスパーソンにとって、アンガーマネジメントを知っているかどうかでマネジメント能力に差が生まれます。

合わせて読みたい!

一般職の方に向けて、急に怒り出す上司の対処法を記事にまとめています。
よろしければ、マネージャーの立場の方も参考に読んでいただければと思います。

急に怒り出す上司の対処法とは?

②情報を取り込みやすくなった

そもそも昔は、アンガーマネジメントという言葉を日本で使っている人はいませんでした。アンガーマネジメントのキーワードを誰も知らなかったためです。

今は、インターネットで調べれば何でも答えが分かる時代です。インターネットの普及によって、上司とは?マネジメントとは?教育とは?と理論的に学ぶことが容易になりました。

アンガーマネジメントにおいても簡単に情報や事例を取り込むことができ、考え方が共感されました。プランを展開する研修機関が増え、書籍も多数発売されるようになり認知度が増しました。アンガーマネジメントの概念が広まり、実際に試す人が出てきて、効果があったからこそ、注目度が年々増しているのです。

③メンタルが弱くなった

部下のメンタルが弱ければ、怒りへの耐性も弱くなります。

昔に自分がされたように部下をマネジメントしていては通用しません。社会の多様化が進む中で、変化した価値観に合わせたマネジメントが求められます。

「自分の時にめちゃくちゃ怒られたことが今になって役立っている」と思っても同じように怒ってはいけないということです。上司は、部下の価値観をよく知った上でマネジメントすべきです。

価値観の違う人が増えたこともアンガーマネジメントが注目されている理由だと思います。価値観の摩擦が生まれやすくなると、人はストレスを貯め込みます。貯め込んだストレスはやがて怒りとなって無作為に誰かにぶつけられるのです。

「殴ったね!オヤジにもぶたれたことないのに!」はガンダムでアムロ・レイが言い放った有名なセリフです。今の子供たちは親に殴られた経験がほとんどありません。子供の教育も時代によって変化するわけですから、社会に出てくる若者の価値観も変化して当然なのです。

 

 

アンガーマネジメントのメリット

アンガーマネジメントを学ぶことで得られるメリットには以下のようなものがあります。

  • ハラスメントの防止になる
  • コミュニケーションが良化する
  • 生産性が向上する
  • 部下のモチベーションがアップする
  • 上司も仕事に前向きになる

私は特に、上司にとってメリットがあることを知ってもらいたいと思っています。アンガーマネジメントを学べば部下を怒らなくなります。すると、上司が気持ちよく仕事ができるようになるのです。

他人のことを考えてアンガーマネジメントを学ぶのですが、最終的には自分が気持ちよく仕事ができるようになることが最大のメリットだと思っています。

アンガーマネジメントの方法

アンガーマネジメントの方法

では実際にどのようにアンガーマネジメントを実践していけばいいのかを解説します。詳しくは多くの研修機関や書籍で発信されていますので、ここでは概念を知ってもらえたらと思います。

①6秒ルールの適用

人間の体の構造上、怒りを感じてから理性を取り戻すまでに6秒かかると言われています。つまり、6秒我慢すれば怒りはどこかに行ってしまうわけです。「イラッ」としたら心の中で6秒数えることで、突発的な怒りが無くなっていきます。

私は深呼吸をするようにしています。6秒かけて大きく息を吸い、6秒かけて息をゆっくりと吐きだします。12秒ルールですね。これはかなり効果があり、慣れてくると「深呼吸!」と反射的に考えることができるようになります。

②怒りを見える化する

普段から怒りと付き合えるようにする方法です。怒ることは誰にでもあることなので悪いことではありません。怒りによって他人に悪影響を与えることがダメなのです。

自分が怒りと向き合うためには、自分の怒りがどこにあるのかを知ると効果的です。普段からイライラすることをメモで書き出しておきます。更に、怒りが生まれたときにそれをメモして見える化します。

「自分はこういうことで怒りを感じるのか」と分かれば怒りと向き合うことができ、同じことが起こっても突発的に怒ることがなくなります。

私は手帳のあるページに感情メモを残しています。怒りだけでなく嬉しいこととか達成感を感じることなども含めて残しています。自分の感情を見える化するのは、ビジネスにおいて様々な場面で役立つのでお勧めです。絶対他人には見せたくないメモですけどね(笑)

まとめ:アンガーマネジメントとは?

アンガーマネジメントとは、怒りと向き合うことです。

時代の流れに合わせて注目されている概念であり、多様化の社会で活かされる考え方です。マネジメントスキルの向上に役立てていただければと思います。