たくさんの情報を浴びるように頭の中に取り込んでいると、自然とスキルアップをしていくものだと思っています。
頭の引き出しに入りきらない量の情報が入ってきた時、新しい引き出しを用意するしかありません。
引き出しの数が増える=知識が増える
これは誰もが感じていることだと思います。
部下をマネジメントするのなら、上司がスキルアップしなければならない。知識のない上司はマネジメントができない、とまでは言わないですが、マネジメントする上で知識はあった方が良いに決まっています。
知識量で部下から尊敬されるようになれば、マネジメントは容易になるでしょう。
ネプリーグを見ていて思った
コロナの影響もあって、テレビ番組は再放送が増えてきました。そして、再放送で一番目にしたのが「クイズ番組」だったと思います。東大王では「何度水上が卒業するんだ?」なんて思いながら、頻繁に再放送を見ていたような気がします。
クイズ番組といえば、ネプリーグもそうです。ネプリーグは普段から再放送をよく目にする番組ですが、特に最近目にすることが増えました。ゲストの新鮮さなどはあれど、出される問題は1年前のものでも色あせることはありません。
ネプリーグの問題って結構勉強になるんですよね。
- 世界中の国旗を当てろ
- 老人と子供の数はどちらの方が多いか
- 四文字熟語を10個答えろ
もちろん笑いながらではありますが、見終わった後は「勉強になったな」なんて言葉を漏らしていたものです。
しかし、ある時気付きました。全く勉強になっていないことを。
情報はどこに取り込むか、で決まる
ネプリーグの再放送は、それこそ何度も見ているわけです。しかし、いつも分からない問題は分からないのです。
つまり、1回番組を見て「あー勉強になったな」と思っているだけで、1年後に同じ番組を見ても答えることはできない。だから番組として成立しているという話は置いといて、実際には勉強になっていないってことですよね。
これはなぜか。
情報を頭の引き出しの中に入れていないからです。バラエティとして見ているので、クイズの情報を知識にしようとしているのではなく、その場をエンジョイするために見ているだけなのです。1年後といわず、明日には問題の答えを忘れていることもあるでしょう。それがテレビのクイズ番組なんだから普通のことなんですけどね。
これは仕事でも同じことだと思います。
知識を引き出しに入れずに、その場で感心しているだけでは知識としては身に付きません。情報をたくさんインプットすることでスキルアップしている人は、情報を頭の中の引き出しの中にしっかりと入れておき、いかなる場面においても取り出せるように「情報を活性化」させているのです。
情報を知識にし、スキルアップさせるために
マネジメント層にいるビジネスマンは、自分なりの情報整理術があるかもしれません。これまでに仕入れてきた情報や、実際に経験して身につけてきたスキルは、発揮する方法によって生きたものになります。情報をスキルに変えて活かすことができるビジネスマンが仕事ができるビジネスマンなのでしょう。
情報をスキルにするために、どのように引き出しに収めていくのかを解説します。
①情報を出し入れする
引き出しに収めて出さなかったら収めた意味がありませんし、収めていることすら忘れてしまいます。情報は出し入れするようにしましょう。
- 聞いた情報を誰かに話す
- さっそく提案書に組み込む
- 研修や町会のネタにする
情報は出し入れされることで生きたものとなり、しっかりと知識として残るようになります。
②頭の中で反芻する
テレビのクイズ番組はテンポよく次に進んでいきますが、「これだ」というものは頭の中で反芻させるようにします。
仕事で得た情報も反芻させたいところですが、会議などでは反芻している間に次の話題への切り替わっていきます。反芻させる間もなく次のタスクに取り掛からなければならないこともあるでしょう。
そんな時はメモを残して、後から読み返すといいでしょう。ここでの後は、その日中です。次の日に見ようと思ってもまず見ません。その日中に反芻させることが、情報を蓄積させるコツです。
③類似情報を詰め込む
「なるほど!」と思った情報を蓄積したいとき、なるほど!に近い情報を調べてインプットすると情報がスキルに変化しやすくなります。
例えば「青色が含まれていることわざは?」というネプリーグの問題があれば「違う色も調べてみよう!」と似たような情報を調べてみるのです。類似情報を取り込むと、頭の引き出しの中が分類分けされるようになっていきます。
これ不思議なんですけど、本当に効果があるので是非ともやってみてください。
まとめ
ネプリーグの問題から情報の活かし方について解説しました。
そもそも、ネプリーグの問題で気付いたことを是非ともみなさんにも紹介したい!と思ったこと自体、情報が活かされているのだろうなと思います。
情報はビジネスにおける大きな武器です。お客様に対しても社内のマネジメントにおいても、必ず力を発揮してくれるスキルになると思っています。