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朝早く来ない部下に対してどのように指導しますか?

9時が始業時間の会社にあって、8時58分に駆け込んでくる部下の多いこと。もっと余裕を持って来て欲しいものですが、9時には間に合っているので、どうも注意しにくい。そんな悩みを抱えている上司はきっと多いはず。

朝早くに来ない部下は当たり前なのか?自分の考えが古くなったのか?

なんて思いつつも体育会系の情熱で怒鳴ったところで、コトは解決しません。

ここでは、朝早く来ない部下に対してどう指導すればいいのか?をお伝えしていきます。

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ちなみに、私は部下が朝早く来なくてもいいと思っています。

その考え方についてもご紹介させていただきます。

朝早く来ない部下への指導について

朝早く来ない部下へは、頭ごなしに注意をしても逆効果です。9時に間に合っているからいいでしょ?と反発感を持たれるだけであり、仕事に対するやる気を失った状態で朝早く来てもらっても意味がありません。理想的なのは、自発的に改善をしてくれることでしょう。そのためには、上司として「論理的な」説得が必要になります。

①始業時間が会社に来る時間ではない

会社に来る時間=始業時間、と勘違いしてギリギリに出社する若手の部下はたくさんいます。9時が会社のスタートなのであれば、9時に仕事ができる状態でなければなりません。パソコンは起動されていて、すぐにでも仕事に取り掛かれるようにしておくことが当たり前です。「間に合ってるじゃないですか」と反抗してくる部下に対しては、仕事を始められる時間が9時なんだと教育させる必要があります。ギリギリに会社に来た人は、9時5分、9時10分など遅れて仕事をスタートさせることになるのです。

 

②朝イチで質問や依頼を投げかける

9時に仕事を始められる状態にあるということは、9時ピッタリに質問や依頼を部下に投げかけても仕事が動き出さなければなりません。①で説明したような内容を理解させた上で、朝イチからトップスピードで仕事を始めるように仕向けるのです。

上司として、朝会が終わってすぐに打合せを持ち掛けたり、昨日の資料はどうなった?商談の報告は?などと質問や依頼を投げかけてあげましょう。部下はおのずと朝イチからスイッチを入れなければならない体質になっていくはずです。指示をするのではなく、本人に気付かせてあげるようにします。

③成果を見せてあげること

仕事が一番はかどるのは、「朝」だとされています。朝のうちにどれだけの仕事をこなすかによって、一日の仕事量が変わるといっても過言ではありません

上司として、朝のうちに仕事をこなすことでどれだけの成果が出ているのかを部下に伝えてあげるようにしましょう。仕事が早い上司は、部下から見て尊敬に値します。上司が何で仕事ができるのか?それは朝に片づけているからだ、と成果でアピールするのです。数字で表現できるとなお良いですね。

夕方なら1時間かかる資料作成も、朝だから30分で出来たと示してあげるのです。朝早くから仕事をすることによって成果を出すことは、論理的に納得させられる材料になります。

④電車の遅延で遅刻になるのか

急な人身事故などによって電車が遅延することはよく起こります。そのたびに、遅延証明書などの取得を必須にしている企業が多くあります。しかし、ちょっとした電車の遅延、それが2、3分であれば遅延証明などの発行はなく、許容の範囲内となっています。

朝ギリギリに出勤をしてくる人は、ちょっと電車が遅れただけで遅刻になってしまいます。「朝電車が遅れてしまって」と言い訳をしてくる部下には、ホームページなどにある遅延情報を調べてみて、本当に遅れていたのかを確認させます。社会人として、少し遅れたくらいで遅刻になるのは間違っていることを上司として指導するようにしてください。

ギリギリに出勤しても私がOKだと思う理由

部下がギリギリに出勤をしてきても、私は許しています。ただしそれには条件があります。それは、昨日のうちにタスクをしっかりと整理できているか?ということです。

これまでに4つの指導方法をご説明してきましたが、④の電車の遅延で遅刻になるくらいのギリギリ出勤はよくありませんが、①~③については、9時からすぐに仕事を始められたらOKだと思ってます。前日に明日の朝イチから取り掛かることが整理できていて、生産性にも問題がなければ良いです。成果で仕事を評価してあげるようにしています。

またギリギリに来る人でも朝イチから仕事ができる人は、出勤している電車の中で頭の中をビジネスモードに切り替えることができています。仕事とプライベートのメリハリを作ることができている部下は、仕事のパフォーマンスも高いです。

つまり、古い考えで「朝は早く来るものだ」と指導するのではなく、その背景は何なのかを論理的に説明をしてあげることが重要であり、細かいところの指摘をするよりも部下の仕事の生産性やパフォーマンス、仕事に対して取り組む姿勢を見てあげるようにしましょう。それが上司と部下の信頼関係にもなるのです。

 

リモートワークの注意点

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※2020/11/2 追記

コロナ禍の影響でリモートワーク(テレワーク)をする社員が増えました。リモートワークの場合、電車に乗り遅れるといった遅刻はなくなり、朝と定時後の時間を有効的に利用できます。

コミュニケーションが取れる環境が様々なツールによって確立されており、不便なくリモートワークで仕事ができるようになりました。

一方で、遅刻が増えている実態があります。

朝の時間を有効的に使うのではなく、前日に夜更かしをして、ただ起きる時間が遅くなっただけの新人や若手がいます。リモートワークで遅刻が増えては本末転倒ですよね。

リモートワークでの遅刻をなくすためには、朝イチと定時前にミーティングをすると効果的です。5分程度の情報交換をする場を作り、仕事のメリハリがつくようにします。

リーダーのマネジメントによって、リモートワークでも働きやすい環境を作るようにしましょう。