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ビジネスで使える!ラテラルシンキングの例題で水平思考を学ぼう

ラテラルシンキングは、既成概念に捉われずにゴールに導く概念です。ロジカルシンキングが順序立てて課題を解決する概念である一方、思いもつかないアイデアで答えを導き出すことができるのがラテラルシンキングです。

当記事では、ラテラルシンキングをビジネスで活用するために、事例を用いて水平思考の楽しさと奥深さを少しでも知っていただければと思います。

 

 

ラテラルシンキングの鍛え方

ラテラルシンキングの鍛え方

ラテラルシンキングは確実に鍛えることができるスキルです。センスがあれば有利なのは確かですが、「私にはセンスがないから」と諦めるのは違います。誰でもモノの見方を変えることができれば、アイデアが生まれやすいラテラルシンキング脳に切り替えることができます。

私がラテラルシンキングを鍛えるために試行した中で、一番効果があったのは「事例を知ること」でした。事例を知ることで考え方の本質を理解することができ、徐々に周りの物事を違った角度で見れるようになりました。

ラテラルシンキングでは、「なぜ」を繰り返して疑うことが基本です。ラテラルシンキングは視点の変化に慣れることから始めて、日々の意識改革の中でスキルアップさせていきましょう。

ラテラルシンキングの事例

ラテラルシンキングの事例

ここからはラテラルシンキングが活かされた事例を紹介します。みなさんも「自分ならどうしていただろう?」と考えながら読み進めていただければと思います。

①鳥貴族のマーケティング戦略

一律280円、ビールも巨大焼き鳥も280円と激安居酒屋の鳥貴族。おなかいっぱい食べて、お酒も飲みまくっても2,000円前後で満足する魅力は他の居酒屋からすればかなり脅威。鳥貴族が激安店を展開できている理由は様々ありますが、有名なのは大阪から東京に進出した時のマーケティング戦略です。

大阪で店舗を展開していた鳥貴族(大倉社長)は、当時東京への進出を狙っていたが土地勘がないため、どこにお店を出せばいいのか分からない。詳しくマーケティングして人流を把握できれば、戦略的な出店もできるが・・・できるだけコストは押さえたい。大倉社長の考えた戦略とは?

大倉社長が未開の東京に進出するために思いついたラテラルシンキングは「ワタミの近所に出店する」です。ワタミが出店している場所は、既にワタミが調べていて「ここなら行ける」と答えが出た土地です。ならばワタミの近所に出せば間違いないと考えたわけです。

これならマーケティングにコストをかけなくても、ワタミが出店している場所さえ分かればいいのです。シンプルなラテラルシンキングですよね。さすが、息子を関ジャニに入れるだけの敏腕社長です。

 

 

②USJのジェットコースター~バックドロップ~

ベストセラーになった本なので、読んだことがある人は多いかもしれませんね。USJを生まれ変わらせたマーケター森岡毅さんのラテラルシンキングです。森岡さんは数字を扱うプロなので、頭の中はロジカルシンキングでできているはずです。しかし、数字を追い続け、現場を見続け、ふとした時に夢に出てくるくらい情報を集めると新しいアイデアが生まれるものです。

ジェットコースターを後ろに走らせるなんて、コストかけずに新しい商品ができたようなものだと当時感動したことを思い出します。誰にでも思いつきそうで、誰にも思いつかないアイデアですね。

ラテラルシンキングを鍛えるためには、膨大の情報がなければなりません。森岡さんの話を聞いていると良く分かります。この記事のテーマにしている「事例を知ること」が大切なのは、アイデアは0から生まれないからです。アイデアが生まれない人は0から生み出そうと考えすぎだと思います。アイデアは盗めばいいですし、真似すればいいんです。

ジェットコースターを逆に走らせるアイデアは、あなたの周りにあるものを逆向きにしてみるヒントになりませんでしょうか。

③客のいない本屋さん

ラテラルシンキングの事例:客のいない本屋

近場で感じられるラテラルシンキングをご紹介します。

2年前、私の家の近所に本屋さんができました。しかし、お客さんがたくさん入っているところを見たことがありません。Amazonを代表としたネット上の本屋さんが増えている中で、さらに客足は遠のくはずなのになぜオープンしたのか。特に専門書があるわけでもないですし、本以外に売っているものも見つかりません。しかし、全く潰れる気配がありません。なぜでしょう?

実はこの本屋さん、注文販売が圧倒的に多いからです。本屋さんの近くに介護施設や入院施設がたくさんあり、そこを相手に商売しているからです。介護施設や病院には常に新しい雑誌が並んでいます。大きな介護施設になれば、図書コーナーの設置もありますし、入居者様からの注文にも応えています。

本屋のお客さんは、本屋に来るお客さんだけではない発想です。なぜ潰れないのだろう?ってお店を見つけたときには「誰をお客さんにしているのだろう?」と背景を探ってみてください。ラテラルシンキングを鍛えることができると思います。

④運送業者のガソリン代を減らす

運送業者のガソリン代を減らす

海外の運送業者のお話です。

この運送会社ではトラックのガソリン代を減らすために様々な施策に取り組んできたのですが、一向に効果が出ません。長距離を走るドライバーに対して、寒い夜のパーキングエリアでエンジンをかけずに過ごせとも言えませんし、アクセルの踏み方を工夫するよう伝えてもストレスに感じるドライバーが多いようです。そんな中、ある方法でガソリン代を減らすことができました。何をしたのでしょうか?

答えは「ゲーム」です。走行距離とガソリンの減り具合をゲーム性を持たせて社員で競わせたのです。決してノルマではないことがポイントです。

走行距離とガソリン代を比較した時に、社内でランキング化をしました。効率的に燃費を良くしているドライバーはランキングが上位になり、上位数名には賞金を出したのです。実際にはもっと複雑なゲーム性を持たせていると思います。例えば、目標数値を超えたらトラックにシールを張るとか、いくつかの部門を作って部門チャンピオンを決めるとか。

賞金のあるゲームであれば「負けないぞ!」と各ドライバーが工夫をします。アクセルの踏み方を得点上位者から習うシーンを多く見かけるようになり、冬は車内に毛布を持ち込むといった対策を取るドライバーもいたようです。

仕事は自分事で初めて生産性が向上すると私は思います。上司からの命令ではなく、自分たちで考えて、楽しみながら効率化できるので、仕事にゲームを取り入れるのは素晴らしいラテラルシンキングの事例だと思います。

 

 

⑤さっぽろ雪まつり

芸術的な雪の像が観光客を呼び込んでいる「さっぽろ雪まつり」ですが、最初は廃棄する雪から生まれた祭りだとご存じでしょうか?

北海道は冬に大雪が降ります。札幌で生活している人にとって、雪は邪魔な存在です。除雪した雪を置いておく場所として、広い大通公園が選ばれていました。ある日、高校生が積み上げられた雪で像を作りました。

「これは、観光客を集めるアイデアになるのでは!?」と思いつき、今の「さっぽろ雪まつり」が始まりました。2月は札幌に観光客はあまりいなかったのですが、邪魔な雪を利用して観光客も集めることにも成功したのです。

無駄なものは、形を変えれば誰かにとってメリットのあるものになるかもしれません。業務効率化のプロセスの過程で捨てられたものがあるのなら、別の活用方法を考えてみてはいかがでしょうか。誰も思いつかないラテラルシンキングのアイデアに気づくかもしれませんよ。

まとめ:ビジネスで使えるラテラルシンキング

私の好きなラテラルシンキングの事例をご紹介してきました。「先に思いついておけば!」というアイデアもあるでしょうし「今の仕事でも使えそうだな」という事例もあったかと思います。

今回ご紹介したラテラルシンキングの事例があなたの中に眠った「ラテラルシンキング脳」を揺り起こしていれば幸いです。