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3分で分かるKPI!目標設定の基本的な考え方

私たちビジネスパーソンは、常に目標を設定し、目標を達成するために仕事をしています。年度初めの目標設定を「面倒だな」と思う人がいますが、目標が無かったら仕事にやりがいが生まれず楽しくもありません。

組織においての目標はより大きな意味を持ちます。社員全員が意識を高めて、達成に向けて努力できる目標設定が求められています。

当記事では、目標設定のキーワード「KPI」について解説します。

 

 

KPIとは?

KPIとは

KPIとは、組織が目指すべき目標を設定し、目標の進捗が分かるようにした評価指標のことです。KPIは「Key Performance Indicators」の略で日本語にすると「重要業績評価指標」となります。頭に重要と付いていることからも分かるように、組織運営の重要な指標になります。

KPIは組織運営が前提ではありますが、プロジェクト単位でもKPIの用語は使われます。KPIは、定量的な目標を示すのに使いやすいキーワードになっています。

定量目標について

KPIは定量目標ですが、対照的なのが定性目標です。

  • 売上100億円を達成する
  • 1日1件のテレアポを取る
  • 不備率10%未満の開発を目指す

このように、数値目標が明確なのが定量目標であり、KPIの基本となります。

一方、定性目標は以下のようになります。

  • 毎朝元気な挨拶をする
  • 感謝の気持ちをメンバーに伝える
  • お客様との交渉ではイニシアチブをとる

これらはKPIとして設定できない目標ですが、定性目標は部門のモチベーションを高める効果があります。どちらが良くてどちらが悪いというものではなく、場面に応じた使い分けが必要です。

KPIと聞いて定量目標だとパッと思い浮かべることができるようになっておきましょう。特に新入社員には、数字を意識させる意味でもKPIをしっかりと教育しておくことが大切です。

KPIを設定するコツ

KPIを設定する時のコツについてご紹介します。

定点評価できるものにする

設定した目標は1年間でゴールを目指すのなら、1か月ごとに定点評価できるようにします。途中経過が分かるものでなければKPIとは言えません。

ただ数値目標にした時には定点評価が必ずできるので、大切なのは定期的にチェックするということです。KPIは継続して掲げるからこそ活きるのです。

何かを何かで割る

売上とか利益だけを目標にしていると、会社の業績目標とKPIに差が付きにくいです。組織の意識を高めるためにも、KPIの内容は少し工夫するといいでしょう。

その中で「何かを何かで割る」と面白い数字になりやすいです。

  • 売上/人数
  • 売上/訪問件数
  • クレーム件数/問い合わせ件数

最初は無意識でもいいと思いますが、何かを何かで割っていると数値目標を立てる癖付けが出来るようになります。KPIの設定の際に新しい発見をすることもあるでしょう。

到底無理な目標はKPIにしない

KPIとは、組織が一丸になって取り組むべき目標です。高い目標にはやりがいが生まれますが到底無理な高すぎる達成目標はかえってモチベーション低下を引き起こしかねません。

もし複数のKPIを立てるシーンがあるのなら、難易度ごとに分けて立てるといいでしょう。KPIは達成してこそではありますが、達成できなくてもそれに向かって一致団結、努力を続けることが重要なのです。