桂小五郎は、明治維新で活躍した長州藩の武士です。
歴史の授業で習ったのはもちろんのこと、明治維新が絡むドラマや小説には必ずと言っていいほど名前が出てきますから、日本人なら誰もが知っている歴史上の偉人です。
桂小五郎の名言として知られるのが
事をなすのは、その人間の弁舌や才智ではない。人間の魅力なのだ。
できるリーダーは人たらし
会社の中で「この人は尊敬ができるなぁ」とか「こんなリーダーになりたいなぁ」と憧れる上司や先輩はいますか?
頭が切れる人、論理思考能力がある人、交渉力に長けている人など、長所を挙げればきりがないかもしれませんが、その根本には「人たらし」というキーワードが思い浮かびます。
やっぱり尊敬されるリーダーの周りには、人が集まるようになっているものです。よくリーダーは孤独だといいますが、どこか人を引き付ける魅力というものが存在しています。
結果を残すビジネスマンに共通しているのは、頭の良さや交渉力ではなく、人としての魅力なのだ!と桂小五郎は語っているのです。
人間の魅力はどのように磨かれるのか?
魅力的な人間になるにはどうしたらいいのでしょうか?
これは私の持論なのですが、人間的に魅力のある人は「人生を楽しんでいる」人だと思います。大変な仕事であっても、笑顔を絶やさずに楽しんでいると思います。正確に言うと、楽しもうと意図的にしていると思います。
逆に、常に暗い顔をしてうつむき加減のリーダーに誰がついていくでしょうか。リーダーと仕事をすることで元気をもらおうと部下は思っているのです。
デキるビジネスマンはプライベートを大切にする
もう1つ、人間的な魅力を感じる人はプライベートを大切にしています。家族や子供のことを第一に考えていますし、友達や親のことをとても大切にしています。
仕事に対して一生懸命であることはもちろんですが、ビジネスとプライベートの時間でしっかりとメリハリをつけることが人間的な魅力につながっていると思います。
また、自分が没頭できる趣味を持っていますよね。ゴルフ、テニス、カラオケ、キャンプ、釣り・・・定期的に発散できる環境を自ら作り出すことができています。
もし仕事だけを365日続けていたら、人間的な魅力は生まれてこないと思います。周りの人を巻き込むだけのオーラは、仕事以外のところから生み出されているのかもしれません。
これからは働き方改革が進み、仕事以外の時間が増えていくことになります。限りある時間をどのように活用するかが、人間的な魅力を作り出すことにつながると信じています。