洞察力とは、物事の状況や背景を読み取る力のこと
洞察力を鍛えるための1つの方法として人間観察があります。人の行動を観察し、想像力を膨らませることで、洞察力を鍛えることができます。
洞察力の鍛え方については、過去に執筆したこちらの記事も参考にしてください。
25年前、田舎から大阪に出てきた私は「アメリカ村」に出かけるのが楽しくてしょうがありませんでした。
※アメリカ村とは、大阪のミナミにある繁華街のことです。
田舎では見かけることのない奇抜なファッションをした人たち、楽しそうに飛び交う関西弁。今となっては当たり前の光景が当時はとても新鮮だったことを覚えています。少し高いところにあるファミレス(4階だったかな?)の窓際に座り、ドリンクバーを頼んで歩いている人たちを観察しているだけで、楽しい時間を過ごすことができました。
人の行動をずっと見ていると、その背景を知りたくなってくるものです。歩いている人に直接聞くようなことはしませんから、あくまで想像の上です。人間観察の中に想像力をプラスすると、とても興味深くなるものです。そしてあながち、想像したことが間違っていないのではないかと思えるようになってくるのです。
例えば、男性2人と女性1人の3人組で歩いている時、本命はどちらだろうか。もしくはすでに付き合っているのだろうか。歩く時の配置や視線で想像はできるはずです。もしかしたら兄弟だろうか?それともさっきナンパされたのだろうか、みたいな背景が見えてくるようになります。
仕事における洞察力の活かし方。
それは相手の感情を読み取り、ニーズにマッチした提案をすること。アメリカ村での人間観察と同じように、相手が置かれている状況や感情を想像し、仮説を立てます。デキるビジネスマンは、無意識のうちに仮説を繰り返し想像力を働かせているのです。
これが洞察力。洞察力が優れている人は、きっと人間観察が好きな人だと思います。
※決してストーカーしてはいけませんよ。