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MECE(ミーシー)ってなに?知ってるとちょっと役立ちます

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MECE(ミーシー)という言葉をご存知でしょうか。「普段から使ってるよ!」ってビジネスマンの方は、経営戦略を立案している人や販売戦略に長けている人、または優秀なプロジェクトマネージャーではないでしょうか。

MECEはロジカルシンキングの考え方の1つなのですが、MECEについて解説しているページはとにかくややこしいんですよね。

ちなみに、MECEを知らなくても仕事はできます。でもMECEの考え方を知っていると、以下のような良いことがあります。

● 頭の中が整理できるようになる
● 説明する時の説得力が増す
● ロジカルシンキング脳が鍛えられる

今回は、MECE(ミーシー)について、すごく簡単に触れてみます。ここから1分流し読み、読んだ後には「なんだ、そんな単純なことだったのか」と感覚をつかんでいただけたら幸いです。

 

 

更新:2022/5/16

MECE(ミーシー)って何の略?

改めて、MECEは「ミーシー」と読みます。「ミッシー」って言う人もいますがどちらも正しいです。MECEは、「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の略になります。直訳がそのままMECEの意味になるのですが

・Mutually:お互いに
・Exclusive:重複することなく
・Collectively:全体的に見ても
・Exhaustive:漏れが無いよ

上記の頭文字をとって「MECE」です。この考え方がビジネスではとても大切で様々な場面で活用できます。

しかし、MECEでググってみるとよく分からないマーケティングの情報やプロジェクト管理の概念がたくさん出てきて、マーケティングに触れたことが無い人にとってはよく分からなくなってしまうのです。

MECE(ミーシー)がなぜ必要か?

MECEがなぜ必要なのか、それは利用シーンによって様々ですが「重複せずに漏れも無い状態」で物事を考えることで得られるメリットはたくさんあります。特に私がこれからの社会で必要になってくると思うのは、MECEの概念をリソースの有効活用に使うことだと思っています。

これからは人手不足の社会が続き、会社には「働き方改革」が求められます。人が足りていない分、一人一人の生産性がとても重要になります。社内でシステム開発をしたり、製品を作るのではなく、既にあるサービスをどのようにうまく利用するかが企業成長の肝になってくると思います。

そんな中、必要なリソース(ヒト・モノ・カネ・社外のヒト・社外のサービス・社外の○○、、、)を重複なく漏れも無い状態で活用することがハイパフォーマンスを生み出すと思っています。

マーケティングやビジネスフレームワークをこれから考えていく必要がある人は、MECEの概念を知った上で、活用していくと頭の中は整理しやすくなると思います。

 

 

MECE(ミーシー)を利用するシーン

MECEをビジネスで利用するシーンを思い浮かべてみてください。

①お客様のニーズを探る場合

頭の中でイメージしている課題を整理する際にMECEは役立ちます。

お客様と商談をしている際、お客様は頭に思い浮かんだキーワードを思いついた順に話します。議事としてメモを取っていてもどうも課題が浮き彫りにならない。そんな経験はありませんでしょうか?

お客様の課題を可視化する際にMECEは活用できます。内容が重複していれば排除し、漏れている部分については追加でヒアリングを続けます。

お客様との交渉でMECEを使うコツは、お客様にMECEの意味を伝えることだと私は思います。お客様と同じイメージを共有しながら、漏れなく重複ない状態を作り上げた方がお互いにニーズを把握しやすくなるのです。

②社内でルールを決めるとき

社内でルールを決めるときにもMECEは役立ちます。

例えば人事部が新しい就業規則を決めるとき、100人の社員に漏れなく重複のないルールにしなければなりません。MECEの状態になっているかを図で書いてみるといいでしょう。

MECEのまとめ

他のサイトよりも簡潔にMECEについてまとめてみました。結果、よく分からないなぁという人、それはそれでいいと思います。結局、MECEなんて考え方の1つなので、またどこかで触れ合う事もあると思います。

それよりも重要なのは、MECEを意識して人と会話するということです。コミュニケーションの中でMECEが身につくようになると、ビジネスで自然と活用できているようになると思います。