今は新人に名刺の渡し方って教えないのでしょうか?そもそもコロナ禍もあって、マナー研修ができないのか、マナー研修という考え方が古いのか。
今は新人に名刺の渡し方って教えないの?
先日、とある間接部門のお客様にお会いした時に新人の方をご紹介していただきました。新人といっても今が4月なのでちょうど2年目に入った方です。
※間接部門 : 人事、総務、経理、情報システム部のように直接的に売上を上げない部門のことです。
会議室に通され、担当者(面識あるお客様)と新人が入ってきたところでこちらから名刺を差し出します。
するとまず手元に持っていない。会議室に入った時点で初対面である私がいることは分かっているはずですから、名刺は持参するのが基本です。担当者が新人に持ってくるように伝え、慌てて席に取りに行ってしばらくすると、「すみません、持っていません」と答える。絶対持ってると思うけど・・・
会議の合間に休憩があったのですが、どうやら名刺が見つかった模様。新人の方が声をかけてくれて、「名刺お渡しさせていただきます」とのこと。私も立ち上がって名刺を受け取りましたが、なんと名前が逆になっています。(新人の方が読める方向になっています)
間接部門であっても、外部の人と出会うことは多々あるわけです。新人だからしょうがない(正確には2年目)というラインよりも、すごく基本的なことを今は特に教えていないんかな?と不思議に思いました。
新人の教育は上司の責任
こんな出来事があって思ったのは、新人が悪いかどうかではなく、上司が何で教えないのだろう?ということです。
言葉使いとか仕事のミスとかは慣れるまでは難しいかもしれませんが、名刺を渡す時のマナーくらいは、マナー研修がなくても上司が教えたらいいと思うのです。今回も名刺を逆にして渡しているシーンを担当者の方は見ていませんし、名刺を持参しなかったことも厳しく注意することはないでしょう。
新人の振る舞いは、上司やトレーナーの評価につながります。
おそらく今後は、マナー研修の在り方も変わってくるでしょう。上司として新人に教えなければならないのは仕事のやり方だけではなく、基本的なマナーや人生の先輩としての成長教育だったりするのではないかと思う出来事でした。