どこの会社でも存在している内部ミーティング、あなたの会社ではリーダーが仕切っているでしょうか？大抵の会社では、リーダーが仕切って方針の説明をしたり議題の進行をしたりしているのが通例でしょう。
部門ミーティングは、お客様への提案や交渉とは違い「最も失敗が許される会議」です。
部下を成長させるきっかけの1つとして、内部ミーティングを若手の部下に仕切ってもらってはいかがでしょうか。
内部ミーティングの仕切りで学ぶこと
内部ミーティングを若手の部下が仕切ることによって、成長のために必要な様々なスキルを身につけることができます。内部ミーティングは継続して実施されることが多いため、部下は1回だけの経験ではなく継続的な経験ができるのがメリットでもあります。
部下の成長につながる内部ミーティングの仕切りで学ぶことをご紹介します。
①タイムマネジメント能力
ミーティングでは、タイムマネジメントが重要です。
内部ミーティングは気心の知れたメンバーで実施するため、雑談が盛り上がって気付いたら時間が足りないなんてことが起こりやすいものです。内部ミーティングの目的をしっかりと考え、ゴールに向けて時間調整をさせましょう。
仕切っている若手の部下よりも年上の人たちが時間を遅延させている場合、どうしても声をかけにくいことがあります。その際にはリーダーがアシストしてあげるようにしてください。あくまで部下の成長のためのアシストです。リーダーが代わりに仕切るようになってはいけません。
忙しいお客さんの場合、打ち合わせに30分しか時間が取れないといったことが起こります。タイムマネジメントができると、効率的な交渉ができるようになります。
②目的意識の形成
ミーティングで話し合われる議題には、必ず目的が存在しています。
営業会議であれば売上に関するものになるでしょうし、製造チーム会議であれば生産性や仕入れに関するものになるでしょう。部下が目的意識を持つことで、目的に対してのプロセスを自分で考えるようになります。
部下が成長するためには、目的意識がとても大切です。部門のビジョンと自分の目標をうまくリンクさせて行動することが成長を加速させるのです。
- 何を決めればいいのか
- どこにポイントがあるのか
- どのようなゴールをイメージすればいいのか
部下が考えながらミーティングを仕切ることが成長へつながります。
③俯瞰して物事が見れる能力
内部ミーティングを部下に仕切らせている時、リーダーは＜話していない人はいないかな・・・＞とメンバーを見渡すようにしてください。もし会話に参加していないメンバーがいたら「○○さん（部下）、■■さんにも聞いてみて」と仕切っている部下に促してあげてください。次第に内部ミーティングを俯瞰して見れるようになっていきます。
視点を変えることは部下の成長を手助けしてくれます。自分のスキルや長所、会社の特徴やビジョンなど、俯瞰して見ることができるようになるのは、部下の成長フェーズでとても重要になります。
部下が経験を積むことで緊張しなくても仕切れるようになっていきます。視点が変わることで成長スピードも変わります。
④行動力を引き起こすきっかけ
内部ミーティングを仕切ることで、行動力を身につけることができます。自ら行動することのきっかけを内部ミーティングでつかむことができれば、様々な仕事に対して積極的に行動をするようになり、成長していくのです。
また、内部ミーティングで部門間のコミュニケーションが良化することで、一人で仕事をしていないんだ、いつでも助けてくれる先輩たちがいるんだ、と思えるようになり恐れることなく行動することができるようになります。
⑤雑談力
タイムマネジメントのパートでは、雑談をすることで内部ミーティングの時間が延びてしまうことをダメとしていましたが、短時間であれば雑談をすることがとても大切です。雑談力は、ビジネスマンとしての成長や魅力向上にとても大切です。
メンバー間のコミュニケーションが良化するだけでなく、お客様に対しても雑談をすることの大切さに気付くようになります。たまに、リーダーが内部ミーティングを仕切っている若手の部下をいじってあげましょう。部下の心が開くと、濃いマネジメントができるようになりますよ。
まとめ
内部ミーティングを仕切らせることによって、若手の部下が成長するための効果についてご説明をしてきました。内部ミーティングの仕切りに限らず、部下には様々な挑戦をさせていき、自発的スキルアップの成長をうながしていきましょう。
