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部下の成長を促す目標設定の方法について

ビジネスには、必ず目標とする数字があり、一定期間が過ぎたら結果が出てきます。目標を立てて結果を見直し、改善方法を検討していく。

いわゆるPDCAサイクルを回すことがビジネスの基本になります。

部下の目標に対して上司がどのようにPDCAサイクルに絡んでいくかによって、部下の成長には大きな差が生まれます。

今日は、部下の目標設定をするシーンにおいて、上司としてどのようにマネジメントしていくべきかを解説します。

目標管理とは?

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多くの企業が取り入れている『目標管理』の制度は、上司として腕の見せ所でもあります。なぜなら、目標の立て方と、ゴールに向けての指導方法によって、部下の成長が決まるからです。また、部下が目標に対して真剣に取り組むことができれば、チームの成果にも自ずとつながっていきます。

目標管理をすることによるメリットは、大きく以下の3つになります。

  • 部下の成長を促すことができる
  • 上司としてマネジメント能力が向上する
  • 会社のビジョンを個人に落とし込みやすい

もし、あなたの会社で目標管理制度を取り入れていないのであれば、上司として個別に部下との面談の場を作り、目指すべきビジネス目標の設定を協力して考え、部下のモチベーションをアップさせていきましょう。

目標設定で注意すべきこと

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なかなか成長しない部下は、目標の立て方がうまくない傾向にあります。上司として部下が的確な目標設定ができるようにアドバイスをしてあげる必要があるのです。

部下の目標設定時に注意すべきことをまとめます。

①無茶な目標にしない

昨年の売上が1,000万円だった部下に対して、今期の売り上げ目標を3,000万円に設定したら、達成するのはかなり困難でしょう。期待値がいくら大きくても、無茶な目標設定はモチベーションの低下を招いてしまいます。

かといって、低すぎる目標にすると部下が甘えてしまいます。一生懸命に努力をすれば達成することができる目標の難易度を見つけてあげるようにしましょう。

②複数の目標を設定してあげる

設定する目標をたった1つにしてしまうと、その目標の達成ができたかどうかで年間の評価が「0」か「1」になってしまいます。もちろん達成度合いはあるのでしょうが、1つの目標では成長をサポートできるとは言い切れません。

複数の目標を立て「これはできた」「これはできなかった」とメリハリをつけてあげます。そして来年はできなかったところに再チャレンジしよう!と鼓舞してあげるのが良いマネジメントと言えるでしょう。

複数の目標を設定することで、部下の長所や短所が見えるようになります。また伸ばしてあげたい個性も見えてくるようになります。部下が自分で、自分の強みを見つけることができるメリットもありますね。

③目標の難易度を決めてあげる

複数の目標が決まったら、それぞれに難易度を設定してあげましょう。部下1人だけを見るのではなく、他の部下とも比較をしてバランスよく難易度を決めるようにします。

また目標の難易度が偏らないように、難しいものと比較的簡単なものをうまく散りばめてあげると、目標のバランスが取れるようになります。目標のバランスが取れるということは、継続してモチベーションを維持しやすくなるのです。

部下の成長にモチベーションは欠かせません。部下に合った目標のバランスを考えるためには、上司が部下の個性を知るところから始めなければなりません。コミュニケーションがしっかり取れている関係であれば、部下も安心して目標管理ができるようになります。

④定量化の目標を立てる

目標を達成することができたかどうかが「明確になる」方法を考えてあげましょう。例えば、「ITの勉強を頑張る」という目標では、達成できたかどうかが分かりません。個人学習系であれば、資格の合格を基準にしてあげたり、場合によってはレポートの提出、などでもいいでしょう。

若手の社員は定量化の目標を立てるのがうまくありません。部下が考えてきた目標を読み解き、うまく達成基準が分かるように数値化してあげるのは部下を成長させる上司の役目です。

⑤ベタな目標になっていないか

目標設定をを何年か続けていると、目標のネタが尽きていきます。すると、部下は目標を立てることに義務感を感じてしまい、本来の成長という目的を果たすことができません。

上司は部下の伸ばしたいスキルが何なのかをしっかりと伝えてあげることが大切です。長所と短所をお互いに共有できているからこそ、目標設定がうまくいき、個とチームの成長へとつながっていくのです。

目標管理のまとめ

今回は、目標設定時に注意すべきポイントをまとめて解説しました。目標管理は奥が深く、細かいところまでお伝えしようと思うと日が暮れてしまうほどです・・・。今回のポイントを頭に入れておくだけでも目標設定の質は確実に高まります。


目標面談は、部下との貴重なコミュニケーションの場になります。そして、部下の目標を一緒に設定してあげることで、上司としてのマネジメント能力を向上させることにもなるのです。